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賃貸物件解約時の原状回復の費用と業者選択の重要性について


原状回復義務を正しく理解する



主に店舗や事務所など、住宅物件以外からの退去に際しては、契約書面上に原状回復に関する記述が見られ、賃貸契約者すなわち使用者は退去に際し、原状すなわち入居時のスケルトン状態に戻した上での返却が求められます。この撤去工事に要する費用は通常少額では収まらず、更に多くのケースでは退去を決めた時点で既に費用が足りないということがあります。その場合この契約の履行が困難な状況に陥ってしまう展開も見られ、私達は常に退去時のシミュレーションをしてその備えが求められます。

このような状況となって初めて作業に要する費用を調べ始めてみても、いわゆる相場的な数値面の情報を募る事は当然困難です。全てのテナント物件は立地条件も退去時の内装状態も違うため、一概に「この面積であればこの程度の見積金額」といったガイドラインが明言出来ないのがその理由です。慌てて知人や取引先のツテを頼りに、対応を依頼出来る業者に見積金額の提示を依頼したにせよ、果たしてそれが妥当なのかどうかの判断も難しく、何より紹介を依頼した手前、今度は断り辛くなってしまう悪循環も避けられず、安易に第三者に力添えする流れは必ずしもお薦め出来ません。

ここではいざ原状回復義務を履行せねばならなくなった状況を想定し、対応を依頼する業者の選択に際しての要着眼点など、全てのテナント入居者の方々に踏まえておいていただきたい内容を紹介します。単に費用面だけに拘った結果、最終的により無用な負担が増してしまうケースも多く、正しく比較検討するための優先順位を把握しておくことが求められます。



テナント物件からの退去が現実となったなら



原状回復なる四文字から私達は、コンクリート剥き出しの風景を真っ先に連想しがちですが、まずはこの段階で頭を柔軟に、次のように捉える作業を試みていただければと思います。それは「現状の内装からコンクリート剥き出し状態にリフォームする作業」という捉え方であり、実はこれは理に適った解釈なのです。実際にスケルトンをコンセプトとした公共施設や商業施設は珍しくありません。それらは敢えて綺麗にコンクリート剥き出し状態を工事を通じて演出していますが、原状回復の場合はそのような手間暇は不要です。原状の内装や什器備品類を撤去処分し、綺麗に清掃した状態で完了と捉える事が可能です。

ならば自ずと、最初に相談すべき対象として、リフォーム作業で実績が評判で、皆さんの物件に程近い立地条件の相手先が浮上します。一般的なリフォーム工事に於いても、まずは現地にて原状を確認してから、次の完成図をそのまま三次元で具現化する作業という点では原状回復と共通しています。撤去した内装は安全確実に撤去から処分する作業も含め、根底は同じ作業に違いありません。

そして次の作業は、全幅の信頼を寄せるに値すると判断出来る相手先の絞り込みです。インターネット検索などを活用して、まずはザックリとピックアップした業者の公式サイトを閲覧し、ご自身の直感と現状により的確かつ誠意的な対応が期待出来そうな複数社に絞り込み、個別にコンタクトをとりコミュニケーションを図る事で、確実に最終候補先を絞り込んで行きましょう。担当者との相性も重要なポイントですので、臆せず積極的に質疑応答を通じて意志疎通を重ねることが大切です。



力添えを仰ぐ相手先選択に際して



リフォームを始めとするさまざまな建物工事で着実に実績を重ねる業者の特徴として、1つの案件すなわち問い合わせの段階から、専門の担当者が親身な応対で力を注いでくれるというのが挙げられます。それは業者の規模や一般的な知名度とは必ずしも一致するとは限りません。いわゆる全国的な知名度を誇る大手企業の場合、取り扱う工事の規模も大掛かりな受注が主体で、1店舗の原状回復などの細やかな対応に関しては、必ずしも対応実績が豊富であるとは限りません。むしろ少数精鋭に確かなプライドと責任を感じさせる業者に相談する事で、より個々の現状や事情を考慮した対応が期待出来るのも原状回復という作業の特徴です。

原状回復作業も建築工事の一種であり、作業期間中は騒音や粉じんの発生など。周囲の入居者の方々あるいは周辺の通行者や走行車両への影響が避けられません。こうした作業に起因するクレームやトラブルが家主の耳に入れば、当然心象的なマイナスが否めず、仮に契約通りに原状回復から物件を返却したとしても、悪い印象を残して去ることになってしまいます。工事開始前の段階での周辺へのインフォメーションや、作業中の万全の安全面と適正な環境の確保など、実際の作業をサポートする周辺業務も非常に重要です。信頼と実績が評判の業者はこうしたポイントへの配慮にも万全を期してくれます。こうしたポイントをディスカッションの段階で確かめておくことが、全幅の信頼に基づき作業を委ねられる業者か否か、見極めるポイントとなります。

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