耐震診断とは業者がご自宅にお伺いして、耐震性能を調査することです。
地震のエネルギーを吸収できる能力を、耐震性能といい、建物の強さと粘りに、形状と経年状況などを考慮して決められます。 専門化による調査が、耐震性能を評価する手掛かりとなります。
壁の量が、片側にかたよって配置されていると、地震が発生したときに「ねじれ」が起こり、壁が少ない部分の柱が大きく振られて、壊れてしまうことがあります。建物の柱や壁は、バランス良く配置されていることが望まれます。
物の1階に住居をつくらず、柱だけを残して、エントランスホールや駐車場として使用するときの1階部分を、ピロティといいます。地震に対する抵抗力となる壁が少ないので、設計には適切な配慮が必要です。
基本的に、木造住宅は壁が建物を支える役目をしています。壁が少ないと、地震が起こったときに、柱やはりが建物の重さに耐え切れなくなり、傾いたり壊れたりすることがあります。
一辺が4mを超えるような、大きな吹き抜けがあると、地震時に建物をゆがめる恐れがあります。床は建物の強度を大きく左右するので、床がない部分が多いと、それだけ地震にも弱くなってしまう可能性が高いのです。