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大切なマンションの大規模修繕とトラブルの回避

マンション探しのポイント


住宅を購入しようと考えたときに、一戸建てにするかマンションにするかということをまず考えることと思います。住宅購入は、人生の中でも最も大きな買い物となることもあるので慎重に行うべきです。マンションを購入するならさまざまな条件を考えることになります。間取りについて考える場合、使い勝手の良さや現在の家族構成に加えて、将来の生活を想定するべきでしょう。長い時間を過ごすリビングや毎日使うキッチンは、特に気にするべき点ではないでしょうか。また、生活の拠点となる場所ですので、駅からの距離や買い物のしやすさ、病院が近いかなどの立地条件も重要です。
子供がいるならば、学校や公園が近くにあるかという点も見逃せないでしょう。プライバシーの問題や防音性も気になります。ペットが飼えるかどうかという点も人によっては重要ではないでしょうか。動物が好きな人であればペット可の物件が望ましいでしょうが、逆に苦手な人ならばペット不可の物件にしたほうが安心でしょう。
このようにさまざま条件が考えられますが、すべての条件を備えている物件は見つかりづらく、また見つかったとしても、好条件であればあるほど高額になることが予想されます。そのため条件について優先順位を決めて、絶対に譲れないポイントを整理しておくといいでしょう。そして、複数の物件を比較することも大切です。中古ならば実際の部屋の様子を見ることもできますし、新築でもモデルルームを見学したり、イメージCGを見せてもらうこともできます。そうしてさまざまな物件から、自分が一番納得できる物件を選ぶといいでしょう。そして、住宅は時間が経つにつれて劣化が進んでしまいます。いつまでも住みやすいマンションであるためには、大規模修繕が必要になります。

大規模修繕について知っておくべきこと


マンションでは、建物の性能を維持するために住人が毎月修繕費を積み立てます。修繕費は管理組合と管理会社で管理し、その修繕積立金で大規模修繕が行われます。国土交通省は、新築から12年目に1回目の大規模修繕を行うことと薦めており、ほとんどの物件は築10年から15年の間で検査から工事を完了するようにしています。ただし、マンションには共用部と専有部があり、大規模修繕は共用部のみ行うというのが決まりとなっています。対象箇所は外壁の塗装、エントランス、共用の廊下、配管工事、耐震補強などです。バルコニーも共用部なので工事をしてもらえます。
玄関は部屋の内側が専有部で、外側が共用部となります。施工会社や検査後に予算や工事の内容が決まると臨時総会が開かれ、住人の承認をもらい初めて工事が始まります。工事期間は建物の規模と比例しますが、ほとんどが4カ月前後になります。工事をする季節は窓を開けると塗料の匂いが部屋に入ったり、クーラーが使えなくなるなどの理由で、居住者からの要望で夏場は避けられる傾向があります。しかし業者側は、年の下期は工事が増えるのでその前の時期を望むことが多く、閑散期だと価格を安くしてくれることもあります。そういったお互いの希望や費用についてよく話し合うことが必要です。
工事が始まると騒音が発生するなどさまざまな不便を感じるでしょうが、自分の購入したマンションが綺麗になり、風化したところも直って安全になるのですから、工事終了の日を楽しみに待ちましょう。大規模修繕の前の説明会には、出席し疑問点は質問しクリアにすることが重要です。

大規模修繕のトラブルを回避するために


大規模修繕中は足場を組み立てたり、機械の音が発生したり、塗料の臭いが気になったり、共用部の使用が制限されるなど居住者に多くの不便をかけてしまいます。そういったストレスを軽減するためにも、騒音や臭いが少ない工夫を徹底してもらうように施工会社へ相談するべきでしょう。一方で、居住者に対する説明を十分に行うことも大切です。工事の内容や進捗状況を伝え、騒音などがいつ収まるかという説明が十分ならば、一時的なものとして納得してもらいやすくなるでしょう。大規模修繕は修繕箇所が多いほど費用も高額になります。そのため、実施する工事はどのような点を重要視するのかということを管理会社や組合とよく相談する必要があります。1回目の修繕と、2回目、3回目以降の修繕では気をつけるべきポイントはそれぞれ異なってきますので、その都度マンションの状態をよく確認するべきです。
そして、修繕の質が低いと施工後にトラブルに発展してしまうこともあります。特に雨漏りは重大な問題です。室内が濡れてしまう心配だけでなく、建物の内部に染み込んだ雨水によって腐食や劣化を引き起こしてしまい、さらに大きな欠陥を発生させます。防水工事の際には施工会社だけではなく、専門家に調査を依頼し、漏水の心配がないか確認してもらうのもいいでしょう。あらゆるトラブルは管理会社や組合、居住者、施工会社の気持ちのすれ違いから発生するものがほとんどです。より安心して安全なマンションの大規模修繕を行うためにも、信頼できる施工会社をパートナーとして選ぶことが大切と言えます。

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