コラム

▼よく読まれている記事
1位 給水設備リニューアルで得られるメリットとは?
2位 耐震補強工事の効果や種類について
3位 用途変更を伴う大規模改修
4位 ビルの耐震補強について
5位 オフィス入居工事はB工事が多い

新日本リフォームのリフォーム事業 > コラム > 原状回復にかかる費用の相場と行う際の注意点

原状回復にかかる費用の相場と行う際の注意点


原状回復とは



原状回復というのは賃貸物件の契約が終了した時に入居時のような状態に戻した上で貸し主に返却をすることを意味します。物件が住宅なのか、事務所や店舗といった物件なのかによって受け持つ範囲や作業時期というのが異なってくるので注意が必要です。

一般的に住居物件の場合には、退去時に細かな作業内容や内訳を確認して退去後に作業が行われます。経年劣化によって住んでいれば傷みも多くなるという考えで居住期間が長くなるほど貸し主の負担も大きくなりますし、自損の汚れやキズ以外については、修復についても貸し主が負担してくれたり折半したりするのが一般的です。

それに対して、事務所や店舗といった物件というのは賃借人が全て負担をして原状回復を行うケースがほとんどであり、退去日までにそれを完全に終了させることが一般的なルールとなっています。事務所や店舗というのは借りた物件に手を加えて塗装をしたり仕切りをつけたりという工事がされることが一般的です。そのため、そういった塗装や内壁といったものを元の状態まで戻して貸し主に戻すということが必要なのです。

この原状回復というのは工事が入ることも多いので思いのほか料金がかかります。今の物件を出るというのは新しい物件に移動をすることがほとんどです。新しい物件の契約費用を準備する必要もありますし、そちらの内装のための費用も必要となり、かかるお金はとても大きな金額となります。

そこで、少しでも費用を節約できるように工夫することが重要となってきます。経費というのはかからないに越したことがないものです。工夫をすれば大幅にコストカットできるものもあります。コストカットをするためにはまずは相場を知ることから始める必要があります。



相場はどのくらいか



事務所や店舗の場合、原状回復にかかる金額というのは場所によって異なるのは当然です。しかし、一般的な相場というものがあります。そこで、それを確認した上で、自分たちの作業をしてもらう業者を選ぶことがおすすめです。

10坪から50坪ほどの小規模から中規模の事務所や店舗の場合には、1坪あたりの工事費用が約3万円から5万円と言われています。それに対して50坪以上の大型の事務所や店舗の場合には1坪あたり約5万円から10万円が相場です。

この費用ですが、依頼する工務店や業者によっても、事務所や店舗の入居時からの内装の手の入れ方の違いによっても金額は変わってきます。大手の企業が賃借人の場合には工事先の指定業者がある場合があり、そういった指定業者に依頼をすると高くなりやすい傾向があります。指定業者のみと決められていれば仕方ないですが、指定業者以外にも依頼ができる場合には他に依頼する方が抑えられることがほとんどです。

一般的には貸し主が業者を指定してくることがほとんどです。これは、貸し主としては完璧にした状態で退去をしてほしいという思いがあるものの、賃借人としては少しでも費用を抑えたいという気持ちがあり、これが工事の質に影響することがあるためです。

賃借人が少しでも費用を抑えようと安く工事をしてくれるところを見つけて依頼をした場合、手抜き工事をされていたり工事が不完全であったりというトラブルが考えられます。また、貸し主は指定業者を作ることによってマージンを受け取っていることもあります。とはいえ、貸し主の指定業者での工事が契約書で決められていたとしても、賃借人が選んだ業者で工事を認めてもらえるケースもあります。そこで、必ず工事依頼をする前に工事業者の選定方法は確認をすることが重要です。



費用を抑えるコツ



退去をする際に原状回復が義務であるために、多くの人は新品にしなければならないと勘違いをしていることがあります。あくまでも元の状態に戻すことがルールであり、真新しい状態に変えるのとは違うことを理解しておくことが費用を抑えるためにはとても重要となります。

入居期間や使用内容によって汚れの状態というのは変わってくるものです。人の出入りの多いオフィスであれば床も汚れが目立ちやすくなりますし、傷がついてしまうこともあります。しかし、人の出入りが少ない事務所としての利用であれば、しっかりと清掃をしてワックスがけをすれば十分に入居時の状態に戻せることもあります。

そこで、貸し主から指定をされた業者に作業を依頼した場合には、必ずその作業内容の内訳を確認して全てが必要な工事であるのかを確認することが重要です。工事の内容によっては不要と考えられるものもありますし、一部だけ工事をすれば十分に解決するものもあります。そういったものは話し合いをすることによって工事の削減ができて工事費用を抑えることもできるので必ず不明点は確認するようにしましょう。

また、作業が少なくて済むようにあらかじめ入居時に汚れないようにレイアウトを作ることや、後からの原状回復工事が不要となるレイアウトにすることも重要です。人の出入りが多く床の張り替えを言われることが予想される場合には、床を汚さないためにカーペットフロアを敷いたり、間取りが使いにくいものだったとしても、壁を取り付けずにパーティションで区切ったりすれば退去時に工事をする必要が無くなります。また、日頃から定期的にしっかりと清掃をして汚れを少なくしておくことも重要です。

▼よく読まれている記事
1位 給水設備リニューアルで得られるメリットとは?
2位 耐震補強工事の効果や種類について
3位 用途変更を伴う大規模改修
4位 ビルの耐震補強について
5位 オフィス入居工事はB工事が多い

対象者別メニュー

サービスメニュー

お問い合わせお問い合わせ