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マンションの大規模修繕工事
マンションの大規模修繕の内容について
マンションは一度建てればメンテナンスだけでいいかというとそうではありません。年数が経てば経つほど建物は劣化が進み、メンテナンスだけでは安全な状態を保つことができなくなります。そのため、定期的に大規模修繕という工事をしなければなりません。実際にどんな工事をするの？と思っている方も多いでしょう。工事内容は意外と知らないという方が多いので、ここではどんな工事内容があるのかについて具体的に説明します。
まず1つ目は下地やタイル補修工事を行います。マンションにはタイルなどが使用されているところも多く、長年使い続けるとタイルが割れたり破損したりすることがあります。放置すると建物の強度も弱くなる可能性があるので、割れたり破損しているものに関しては貼り直しをします。また、タイルが破損したりすると下地が丸見えの状態になっているので、下地もヒビが入ることがあります。放置すると建物の強度が下がる場合があるので、下地に関しても補修していきます。
続いて2つ目は塗装工事です。塗装は長年使い続けると剥がれていき、劣化が進むと塗装の剥がれがさびなどの原因となることもあります。サビなどが発生すると外観もキレイに見せることができなくなりますが、しっかりと大規模修繕を行えば塗装工事も細かく進めてくれるので、サビや腐食を防ぐことができます。塗装は鉄部塗装工事から外壁塗装工事まで行ってくれるので、新築のようなきれいさを取り戻すことができます。
それから3つ目は防水工事です。防水工事と言っても色々ですが、大規模修繕では基本的に屋上などからの漏水を防ぐために屋上の防水工事を行います。基本的には防止シートを全体的に貼って対策をします。また、バルコニーなども床面に雨水が侵入しがちです。特に新築の状態から数十年が経過しているという場合には、劣化している可能性があるので、バルコニーの防止工事も行う必要があります。このように、防水工事も大規模修繕では工事を行ってくれるので、雨による心配等もなくなります。ここではマンションの大規模修繕の内容について述べましたが、実際には他にも様々な工事を行ってくれます。特にマンションなど大きな建物は定期的に行った方がいいので、気になるという方はまずは診断を行ってから工事をするかどうか決めましょう。
どのタイミングで大規模修繕は行えばいいのか
基本的に大規模修繕の工事を行うタイミングは診断などを行い、必要と判断されたときに行うのが一般的ですが、診断以外にもどのタイミングで行えばいいのかは建物を定期的にメンテナンスしていれば知ることができます。具体的に工事を始める前に知っておきたいチェックポイントについて述べます。
まず1つ目は外壁のチェックです。外壁は自然の影響を受けやすい部分となり、劣化がしやすくなっています。例えば劣化と言っても様々ですが、外壁の汚れが目立ってきた場合や外壁にヒビがあるという場合には劣化が進んでいる証拠です。放置するとさらなる劣化につながる可能性があるので、手遅れになる前には工事を行った方がいいでしょう。続いて2つ目として雨漏りが起きていないかも定期的にチェックしておきましょう。マンションの雨漏りは劣化が進んでいる証拠です。知らずに放置をしてしまうと水がどんどん溜まり、さらなる劣化につながりますし、雨水によって建物の強度も弱くなる可能性があるので、定期的にチェックをして必要だと思ったら工事を依頼するようにしましょう。
その他にも建物の寿命を知っておくことも重要です。物理寿命、社会的寿命や経済的寿命を考えて資産としての価値の限界が来るタイミングも視野に入れておきます。このように長年使うことが予想される建物の寿命を知っておくだけでも事前に計画を立てやすくなります。
どこの業者に依頼をするか
マンションの大規模修繕は業者に依頼をして工事をしてもらうことになりますが、どこに依頼をすればいいのか迷うこともあるでしょう。どこに依頼をすればいいのか分からない方のためにも、ここでは業者選定のポイントについて述べます。
まず重要なのが詳細な価格を教えてくれるかどうかをチェックしておきましょう。大規模修繕はそれなりに費用が必要です。また、工事内容によっても価格は異なり複雑なので、例えばホームページで紹介してる価格どおりかどうかを確認するなど、後悔しないためにも事前に調べておきましょう。
また、新しい価値を提案してくれるかどうかもチェックしましょう。例えば大規模修繕を行いながら、もっとこのようにリニューアルをした方がいいなど提案力があるところに依頼をすると、プラスアルファとしてさらに魅力的なマンションが仕上がります。資産価値を下げないためにも提案力のある業者に依頼をしましょう。このように、依頼する時にはチェックすべきポイントもいくつかあるのでしっかりと見ておきましょう。
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