コラム

▼よく読まれている記事
1位 給水設備リニューアルで得られるメリットとは?
2位 耐震補強工事の効果や種類について
3位 用途変更を伴う大規模改修
4位 ビルの耐震補強について
5位 オフィス入居工事はB工事が多い

新日本リフォームのリフォーム事業 > コラム > 耐震工事を判断するための耐震診断を

耐震工事を判断するための耐震診断を

耐震性ということを考える


世界的に見ても日本の地震の多さは驚くレベルです。建築方法として、耐震性の高い建物ができてきたのも当然のことだといえます。実際に多くの地震に見舞われてきた国であり、多くの被害から人命も失われてきました。近年も多くの震災が続いており、危険にさらされた例も少なくありません。
将来起こるかもしれない大地震の問題としても、対策を講じていかなければいけないのが日本です。確率ということが取り上げられることもありますが、いつか大地震が起こることは間違いのないことでしょう。しかしながら、それがいつ来るのかはわかりません。だからこそ、常に備えをしておかなければいけないのです。備えということでは、耐震工事ということになってくるでしょう。さまざまな地震にさらされてきた結果だけではなく、どのような被害が想定されるかということが細かくわかるようになり、耐震基準はどんどんと厳しくなってきました。
基準に合わせてさまざまな建物が建てられるようになってきましたが、いつまでもその基準を満たしているというわけではありません。耐久性というものは、時間とともに減少していくものです。地震に遭えば、耐久性は必ず減少していくことになります。これが時間とともに回復することがないところが問題点です。特にコンクリート構造物は、耐久性をどんどんと減少させていくことになるため、時期を見て耐震工事を考える必要が出てきます。この判断をどこでするのかということが問題ですが、診断という方法をとることが一番です。一定の年月ごとにといっても、状況はその土地で違いますし、どんな建築をしたのかといったこともかかわってくるため、的確な診断をすることが大切といえるでしょう。

コンクリートは永遠のものではない


大地震が起きた時に、耐えられるようにするということでは、耐震工事は重要な意味を持っています。現在の耐震基準を満たしていないような建物に対しても効果をあげることができる方法もあり、改修を進めていくことも必要です。1つの建物が倒壊することによって、多くの被害を出してしまうことも考えられるためであり、適切な処置をすることが重要になってきます。
耐震性の問題をはっきりと確認する診断には、いくつかの方法が存在します。建築基準法による診断ということもありますが、コンクリートの場合には、中性化を診断することによって判断もすることが可能です。コンクリート造りだから安全と考えがちですが、アルカリ性を保っていなければ、強度は失われていきます。かつては、100年持つといわれてきたのがコンクリートです。木造に比べて圧倒的な耐用年数を誇るとも言われてきましたが、実際にはそうではない部分も持っています。現在では、酸性雨や人間の息が酸性を示すことからも、中性化してしまっていくことがわかっているからです。中性化することによって、コンクリートの組成自体の力が弱まり、強度も失われていきます。結果として、耐震性の低い建物になってしまうことになり、耐震補強などによってサポートしていかなければいけません。建替えを考えるとなると、非常に多くの費用が必要になるでしょう。それに比べて、耐震補強であれば、条件次第で建物を利用したまま進めることも可能です。大きな費用負担を軽減し、安全性を高めることができることを考えれば、診断をして補強を考えることにメリットがあることがわかるでしょう。

耐震工事は専門のところに


耐震工事にはいろいろな方法が存在します。耐震性の問題点とすれば、壁の量の問題があげられるでしょう。単純に耐えられるだけの壁を作るというだけではなく、耐震性の高い壁にするという方法があげられます。壁厚や構造的な問題が重要になってきますが、一般の住宅であれば、壁が耐えられるようになるだけでも耐震性は向上すると言われています。もちろん、構造的に支えている基礎の問題もあります。基礎の問題の場合には、深刻なことも出てくる部分で、補強する方法も限られてくる部分です。それでも対応をすることはできます。
筋交いを使うということも重要です。耐震ブレースと呼ばれることもありますが、既存の壁を強化することができる方法であり、柱と柱をつなぐことによって、耐震性も高めていくことができます。学校や公共施設で窓のところに見られる鉄骨は、この耐震ブレースを使った工法です。しかし、単純に筋交いを入れれば強くなるというわけではなく、しっかりと一体化させなければいけません。
コンクリート躯体などでは、アンカーを打ち込み、耐震ブレースをセットして、無収縮モルタルを打設するといった特殊な工程が必要です。一般の工事業者では扱うことができない材料も使っていくことになります。かなり特殊な工法で、材料や工法の管理といったことも必要になってくることから、本当の耐震施工ができるところに依頼することが重要です。

▼よく読まれている記事
1位 給水設備リニューアルで得られるメリットとは?
2位 耐震補強工事の効果や種類について
3位 用途変更を伴う大規模改修
4位 ビルの耐震補強について
5位 オフィス入居工事はB工事が多い

対象者別メニュー

サービスメニュー

お問い合わせお問い合わせ