コラム

▼よく読まれている記事
1位 給水設備リニューアルで得られるメリットとは?
2位 耐震補強工事の効果や種類について
3位 用途変更を伴う大規模改修
4位 ビルの耐震補強について
5位 オフィス入居工事はB工事が多い

新日本リフォームのリフォーム事業 > コラム > 給水設備リニューアルの工事に関する情報

給水設備リニューアルの工事に関する情報




マンションなどで必要となる給水設備リニューアルの工事について



「給水設備リニューアル」という言葉を見聞きしたことのある方もいるのではないでしょうか。こちらは、マンションなどの居住施設において必要とされる工事です。マンションなど、大型の建物になると、設置されている給水設備にもさまざまなものがあります。マンションの中でも、一定以上の階になると、水道管から送水される圧力では給水することができません。そのため、建物の高い場所に設置された高架水槽や、他の場所にある水槽から各住戸への給水が行われます。水道管から送られてきた水は、いったん地上付近の水槽に貯められた後、ポンプで高架水槽まで押し上げられるか、各戸に給水されることとなります。

給水設備リニューアルの工事では、水槽の更新作業が行われます。水槽には、FRP製のものと、地下に設置されるコンクリート製のものが存在します。そのうち、FRP製のものは、一定の耐用年数が設けられています。また、地下の水槽も、劣化が進むと、コンクリートがひび割れるなどの問題が発生します。FRP製の水槽は、長い年月が経過すると、水槽全体にゆがみが生じたり、接合部のパッキンが劣化したり、取り付け用のボルトがゆがんだりして、水漏れが起こりやすくなりますが、軽度の劣化であれば、FRPの補強によって対処することが可能となります。



築年数の経過による水槽の劣化と対処方法



給水設備リニューアル工事の対象となる水槽の中でも、FRP製のものは、風雨や太陽光線にさらされることで、劣化が進みます。水槽の設置されている環境によって劣化の進み具合には違いが生じてきます。中でも、軽度の問題であれば、塗装工事によって対処することができます。しかしながら、劣化がひどく進んでいる場合には、水漏れが発生する前に水槽そのものを交換するのが賢明な方法です。また、コンクリート製の水槽にひびが入り、水漏れが発生している場合には、衛生的な問題が起こる原因にもなります。そのため、早い段階でFRPを直接吹き付けるなど、補修工事を行う必要があります。

次に、揚水ポンプは、常時稼働しているために、一定の耐用年数が設けられています。揚水ポンプの耐用年数を迎え、交換するにあたっては、高架水槽方式から、増圧直結方式への変更が可能かどうかを検討することが必要となります。こちらが可能な場合には、高架水槽を使用しない給水方式を選択することができます。また、水槽やポンプを交換する際には、一時的な断水を行うことが必要となります。中でも、屋上に設置されている高架水槽を交換する場合、クレーンの使用が可能であれば、スムーズに、スピーディーに作業を進めることができます。しかしながら、クレーンが使用できない場合、仮設の水槽を設置するなどの対策を講じることが必要とされます。

続いて、給水設備リニューアルの工事では、水をそれぞれの住戸まで送り届ける役割を果たす、給水管の更新作業も行うことが必要です。給水管の劣化が軽度であれば、管内の洗浄を行うのが有効な選択肢となります。その一方で、劣化がひどく進んでいる場合は、給水管自体を交換することが必要です。給水管の交換作業にはある程度の時間がかかるので、工事期間中の住民への対策が必要とされます。



目視不可能な部分の問題を表面化する前に解消する方法



分譲マンションなどの集合住宅では、築年数が経過し、外壁の汚れ・ひび割れ、廊下・階段に設置されているすべり止めの浮き・剥がれなどの問題が発生すれば、目視で確認することができます。このように、美観を良くしたり、通行時の安全性を高めたりするためには、一定のサイクルで実施される大規模改築工事などで対処することが可能です。その一方で、目に見えない部分で発生している経年劣化は、見落としがちなので、注意する必要があります。中でも、築年数の経過による給水設備の劣化は、居住者にとって気づきにくいポイントとなります。こちらの問題へ対処するために行われるのが、給水設備リニューアルの工事です。

地上に設置された水槽にいったん水を貯め、そこから高架水槽へとくみ上げた後、階下の各住戸に給水するシステムでは、専門の業者による定期的なメンテナンスによって、タンク内の洗浄や、ポンプを稼働させるためのモーターの定期点検を行うことは可能になります。しかしながら、建物の壁面内部など、目視が不可能な部分で、劣化やトラブルが発生している可能性があります。このような状況を放置すると、漏水などのトラブルが発生してから初めて問題に気づき、それから修理の必要な箇所を探さざるを得なくなるリスクが生じてきます。こうした状況に陥ると、後の対処が大変になります。何よりも、日常生活に多大な支障をきたすこととなるので、給水設備リニューアルの工事によって、未然に問題を回避することが求められます。

▼よく読まれている記事
1位 給水設備リニューアルで得られるメリットとは?
2位 耐震補強工事の効果や種類について
3位 用途変更を伴う大規模改修
4位 ビルの耐震補強について
5位 オフィス入居工事はB工事が多い

対象者別メニュー

サービスメニュー

お問い合わせお問い合わせ