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コンクリート建物の耐震補強について知ろう


安心できる建物



コンクリートの建物は建設すればいいというものでは決してありません。日本は地震大国であり、もはや耐震補強しなければならないというのは当たり前の発想です。仕事をする人たち、住む人たちの安全はしっかり耐震補強で守られる必要があります。

みなさんが過ごすマンションやオフィスビルには 耐用年数があります。耐用年数を無視してその空間で過ごすことによって事故に繋がる確率を確実に増やしてしまうことになります。定期的な点検と修理、交換、設備の見直しということが当然必要になってきます。時として、そのようなシーンにおいてリニューアルという発想も必要です。時として安全な暮らしや生活のために潔くリニューアルしなければならないのです。そして改修工事という場合もあります。給水管改修工事や排水管改修工事、さらに換気(空調)衛生設備や電気設備、情報設備工事という問題は、素人任せにしないでプロフェッショナルに任せると安心です。

ここには補修して強めるというキーワードがあります。日本にお住まいの方々は特にこのキーワードは絶対に無視出来ません。建築物は建築基準法により最低限度の基準をいつの状態でも満たしている必要があります。建物を新しく建てる場合、建築基準法によって基準に達している建物であるかどうか建築確認申請により審査されることになります。完了検査に合格してはじめてその建物は、利用したり住むことが出来るようになります。しかし、建物が建築基準法に適合しているかどうかという審査は、通常ですと新築時のみに行われるだけであり、 特定建築物定期報告の義務というものは存在しているものの、 特に検査など受けている訳ではないというところもあるのです。



構造のバランス



私達はしっかり自分たちの安全・安心を確保するために、建築基準法など法律のことにもしっかり関心を持つ必要があるのではないでしょうか。建築基準法は、日本において、地震や火災が起こると、新しい対策を迫られることになり、フレキシブルに変化して来た経緯があります。建築基準法という法律といえば、 確固たる存在である思いはあるのものの、まだまだ地震に耐える対策ははじまったばかりであり、今後も法律はいろいろと変化していくことを予想することが出来ます。

法律によって100%安心して過ごす、住むことが出来るコンクリートの建築物がすべての方に提供されなければならないのです。ちなみに1981年6月に法律は改正されており、それ以前の構造計算で申請を通している建物を旧構造、それ以後は新耐震構造と呼びます。

新しい構造では一体何が変わったというのでしょうか。新しい構造において、一番変わった部分は建物のバランスに対する配慮と言います。学校の教室の場合、 片側だけ採光のための大きな窓を取るというケースがあります。この場合、逆側は細い窓を数多く設置することが多かったのですが、地震が起こった場合片側の柱に力が集中してしまうことで、柱が壊れてしまう事例が多発しました。このようなケースにおいても、構造部分のバランスということはしっかり注目する必要があり、バランスが欠けているから、柱や梁の方に地震力が集中してしまうという力学的な特性が働いてしまうことになります。

一階部分を車庫にしたピロティというケースも多くありましたが、そこも地震による力が集中しやすい場所です。そこで我々が考えるべきことが耐震補強のモチベーションです。



工事のモチベーション



旧構造のコンクリートの建物すべてが地震に脆いということではありませんが、構造のバランスが欠けていると地震には弱い傾向があります。今、このバランスの悪い建築物がクローズアップされているのです。旧構造だから不安だというモチベーションも作られることでしょう。日常生活において、私達に耐震補強によって安心感がもたらされるということもとても大事です。

この建物は大丈夫かもしれない、といったことでは落ち着いた安心感など、私達の日常生活にもたらしてくれることはありません。もっと確実な方法で、一番安心出来る方法を私達は自ら選択をしていかなければなりません。そして、今後もっと安全の強化のために法律が変わることも想像することができ、それにも対応していかなければならないのです。それも、私達がより安心な暮らしをするためであり仕方のないことなのです。

改修促進法により助成制度が定められるなどして、 負担を軽減して補修の工事が進めやすい環境にもなりました。補修のポイントは、現在の形は出来る限り温存しつつ、しっかり工事をして安全性が維持されることです。そして、工事自体もどんどん進化して、最新技術によりRC造及びSRC造共にかなり効果的な工事の方法が確立されるようになりました。

思えば、昔から日本は地震大国だったのです。しかし、高度経済成長があり、建設ラッシュが起こっていた時代がありました。その時の地震に対してのモチベーションと、現在のモチベーションは当然違うでしょう。そのことをしっかりと理解して建物の耐震補強について見直す必要があるのではないでしょうか。

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